8月10日の一曲目
📅 August 04, 2019
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こんにちは、梁です。
今日のblogのタイトル。
ひねりがなさすぎる気もしますが、ひねりがない分、わかりやすい。(え、自分で褒めた?)
さて、8月10日はピアニスト有元裕子さんと一緒に5つの作品を演奏させて頂きます♪
ちなみにリサイタルのプログラム決めって、毎回ホント難しい!
奏者の方によって、それぞれ決め方があるんだろうなぁと思います。
例えば、一曲目。
モーツァルトをぜひ弾きたいけど、どのソナタにしようか?
いつどこで書かれた?何調?長さは何分?次の曲、シューベルトへ橋渡しになる?私達の弾き心地は?
などなど、二人で楽譜と楽器でいろいろ試しました〜。
そうして選んだのは、こちらです。
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 変ロ長調 K.454 (W.A.モーツァルト)
このソナタは才能溢れるイタリア人女性ヴァイオリ二スト、R.ストリナサッキのコンサートの為に書かれました。
一緒に演奏したピアニストは、当然モーツァルト自身。
その頃たくさんの仕事を抱えていたモーツァルトは時間のない中、ヴァイオリンパートを楽譜に記し、彼自身のパートは白紙の譜面!(頭の中にあるのみ)で初演をしたそう。天才…。
彼のソナタの中では特に大規模。モーツァルトがウィーンで充実した活動を行なっていた時の作品。1784年作曲。
一楽章:壮大な導入部からアレグロへ。いくつかのモチーフの合間にcomic operaのような冗談っぽさも。
二楽章:とても内向的。心の深い所に触れられるような複雑な転調。美しい楽章です。
三楽章:軽快なガヴォット風のテーマで始まり、最後はヴァイオリンとピアノが交代にヴィルトゥオーでこのソナタを締めくくります!